出版科学研究所によると、昨年の漫画市場規模は、単行本の電子書籍の売り上げが前年比17・2%増の1711億円で初めて紙(1666億円)を上回ったとのこと。
紙の方の売り上げは苦境にあって、単行本と雑誌を合わせた推定販売金額は前年比12・8%減の2583億円。16年連続のマイナスだそうです。電子書籍への移行や、これまで市場を支えた人気作が近年相次いで完結したことなどが理由に挙げられています。
漫画市場全体でも前年比2・8%減の4330億円。ピークの平成7年(5864億円、紙のみ)と比べて販売金額は4分の3に縮小しています。
電子出版が伸びているのは我々にも追い風なのですが、市場全体が縮小するというのはあまり好ましい事態とも言い難いところです。
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