この秋、金融庁の幹部職員とおぼしき人物による暴露本が相次いで3冊もキンドルストアを賑わしました。いずれも長官独裁の庁内の憂憤を描いたものですが、3部作合わせて10万部も売れたそうです。1万部売れたら御の字と言われるビジネス系の本でこの数字はなかなかのものですが、そこは紙の本では実現できない399円という手頃な値付けも影響していることでしょう。
このことは雑誌『FACTA』のも取り上げられ、「キンドル砲炸裂」などと書いていますが、暴露本を出版するには電子出版ほど好都合なメディアはないかもしれませんね。
世の中は「文春砲」よりも「キンドル砲」を恐れる時代になるのかも。
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